中2

We all ( 同格のall ) と You both ( 同格のboth )

注意点

以下、語法的な説明をしますが、そうなる理由が中学の試験に出ることはまずありません。音読していて感覚的にマスターしていただければOKです。ただ、覚える際にそれなりの理屈があるとより覚えやすいと思いますのでそのための説明だと考えてください。

大学入試を目指す高校の方にはよく理解していただけたらと思います。

We all (同格のall) と All of us

主語 :人称代名詞につくallの位置】

we と all の組み合わせで説明します。

⦅1⦆-1  of を伴わない場合は all が後

   → we all 動詞・・.

⦅1⦆-2 ただし、助動詞・be動詞があるとき

   → 助動詞・be動詞の直後

⦅2⦆ All of us 動詞・・.

-1 we-all の順番のとき

  We all have to make  our own beds.
 私たちは皆自分のベッドを作らなければなりません。
 (いわゆる「ベッドメイキング」のことです。)

Ben
Ben
上記の文で「have to」は「助動詞」と習ったと思います。なのにallがその前にあるのは何故でしょう。「have to」 は「意味上の助動詞」と考えてください。形式的にはhaveが一般動詞なのでその語順となります。

-2  we-all の順番のとき+ 助動詞・be動詞

  They are all sick.
   彼らはみんな病気だ。

  We can all do something to help others.
   私たちはみな、他の人たちを助けるための何かをすることができます。

  We should all be honest with ourselves
     私たちはみんな自分に正直でであるべきだ。


 all-we の順番のとき

    All of us have to make our own beds.
   私たち全員が自分のベッドを作らなければなりません。

ミケ
ミケ
〔✖ All of we〕〔 All of us〕前置詞ofの後ろの名詞は前置詞ofの目的語です。従って → 目的格us がくるよ。

例文❶-1は主語の要素が2つあります。それは見ての通り「We」と「all」です。このようなallを「同格のall」と言います。

同格と言いつつ、この2つの主語の要素のうちどちらがメインかと言えば「We」です。「all」はこのメインの「We」と境界なく並び立っているので「同格のall」と呼ばれます。

しかし、同格と言われるのでいつも並んでいるかと思いきや、そうでもありません。

be動詞や助動詞が登場するや、その扱いは低い序列となります。

具体的にいいますと

その文で一般動詞が使われている場合は → We all
be動詞や助動詞が登場する場合は → その直後に移動します。
(例文❶-2を参照)

ではallがその気になり、トップになったとします。

その時「All us」という語順が無事成立するでしょうか?

答えは次のとおりです。

×All us」とするのは誤りです。

解決策 →「All+代名詞」の形の主語としたい場合は
「of」を必ず入れなければなりません。

つまり「All of us」となるのです。(例文❷)

 You Both (同格のboth) と Both of you

では次に[代]both「両方」「双方」をみていきましょう。
と言いつつ、上記「all」の説明を「both」に置き換えて理解していただければ結構です。

You both look very happy.
 あなたがた二人ともとても幸せそうに見えます。

Both of you look very happy.
 あなたがた二人ともとても幸せそうに見えます。

まとめ

今日は「同格のallとboth」を見てきました。語順を変えてallとbothを先頭に持ってきた場合にはその後に代名詞(us=私たち や you=あなたたち など)を並列させた時、必ず[前]ofが必要となります。
見慣れた形ですが、そこにはしっかり語法があるもんですね。

それでは以上となります。お疲れ様でした。

ABOUT ME
Benタロサ
サラリーマンを経て、小さな学習塾を開校。英語は日常触れる機会が少ない生徒にとっては、地道な努力が必要とされる教科だと思います。せっかく勉強してもすぐに忘れてしまうことになりかねません。少しでもお役にたてるように、わかりやすさを心掛けて記事を書いていきます。内容はアットランダムな順番になります。少しずつの積み重ねで、ゆくゆくは分厚いサイトになればと夢見ています。