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まず、研究文を見てみましょう。
英文中の( )には適語を入れましょう。
I expect all of you to be here ten minutes before the test begins, without ( ).
I expect all of you to be here ten minutes before the test begins, without ( fail ).
私はテストの10分前には必ずあなた方全員がここにいることを期待します。
ただし、この研究例文は他にも2つ研究材料を持っています。それは次の2つです。
① expect の語法
② before の語法
これらは「without fail」を見たあとに扱っていきます。
「without fail」・・必ず
「 failure 」も使えるか?
without [×]failure
「never (don’t) fail to do」への書き換え
そしてfailの前に「never」や「don’t」を付けることにより、逆の「必ずdoする」という意味になります。
次の例文で理解を深めましょう。
後で必ず電話してください。
Never (Don’t) fail to phone me later.
= Phone me later, without fail.
fail(失敗)という言葉が入っていますと、言われた側にとっては緊迫感が生じます。逆に話者が高圧的な態度をとっていると感じられる可能性があります。
場面を考えて使うようにしましょう。
「expect」の語法について
「expect」の使い方の1つを紹介します。
つまり、expectは第5文型をとることのできる[動詞]なのです。
S+V+O+C=第5文型において、「expect」のように
+ [目適語(人)] + to do(=to不定詞) と続いた場合には、
次の関係があると考えます。
O・C間において、
O[目適語(人)]は意味上の主語であり、
to do(=to不定詞)は意味上の動詞である。
この場所にいるべきは、あなた方全てです。
つまり、「あなた方全て」が意味上の主語で、動詞は「この場所にいること」と解されます。そうした状態を文章の主語である「I」が期待しているのです。
「except」と峻別しよう。
見間違えないように注意しましょう。
「expect」・・[動]予期する、期待する
「except」・・[前]~を除いて
「before」の使い方について
[接続詞]としてであれば、「before」の後は完全文がきます。[前置詞]としであでば、その後は[名詞(句)]がきます(不完全文)。
「どれくらい」前と表現したいときは、「どれくらい」の部分の表現は「before」の前に付けます。
研究文に戻っての確認と、次に少し例を追加しておきますのでそれも見ておいてください。
「before」に「どれくらい前か」を付けたいときは、「before」の前に付けるようにする。
・The day before she came was very cold. (彼女が来た前日はとても寒かった。)
・five minutes before ten (10時5分前)
・the day before yesterday (おととい)
反対語は「after」で、同様な使い方をされます。
まとめ
①「without fail」・・必ず
=「never(don’t) fail to do」・・必ずdoしなさい
②「expect」・・期待する の語法(第5文型)
③「before」・・~の前
いずれも重要ポイントですので、何度でも復習しておきましょう。