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不定詞 (1) 3つの基本用法 (to 不定詞)

不定詞の概要

動詞の原形を「不定詞」といいます。中学では<to + 動詞の原形>を学習します。この形を特に「to不定詞」と言うこともあります。高校ではさらに原形のまま使う「原形不定詞」も登場してきます。これらの形を使うことによって英語の表現が幅広く豊かになります。

ここではto不定詞を見ていくことにします。

to不定詞の基本用法は次の3つがあります。
①名詞的用法 ②副詞的用法 ③形容詞的用法

では順番にいきましょう。

①名詞的用法の不定詞

名詞的用法~すること」という意味で、語句のカタマリで名詞と同じ働きをします。
動詞の目的語や文の主語補語になります。

<目的語(O)になる場合>
I like Books. (私は本が好きです。)
    O
I like to read books. (私は本を読むことが好きです。)
      O

to不定詞を目的語にとる主な動詞
want,  like,  love,  try,  hope,  begin,  start,  wish,  decide,  forget, remember,  need,  learn  など

<文の主語(S)になる場合>
To help other people is good. (他の人々を助けることは良いことです。)
    S
*不定詞の主語は3人称単数扱いになります。

形式(仮)主語構文 ~ . は 不定詞が「真の主語」

It is ・・ (for+人)+ to不定詞
人がto不定詞するのは・・です。

It形式(仮)主語で、後ろに出てくるto以下の内容(これが真の主語)を示します。

It is necessary for us to prepare for disasters
*1       *2   *3

*1 形式(仮)主語
*2 to不定詞の意味上の主語
*3 真の主語
私たちが災害に備えることが必要です。

不定詞を主語にすると主語の部分が長くなり、バランスの悪い文になってしまいます。そこで上記のような形式(仮)主語構文がよく使われます。

Itは和訳せず、不定詞部分を主語(真の主語)として訳します。
不定詞の動作者が誰かを言うときは、不定詞の前に「for+人」を置きます。この「for+人」はto不定詞の意味上の主語と呼ばれます。

*「真の主語」「意味上の主語」は呼び方が似ているので、しっかり区別して覚えておきましょう。

<文の補語(C)になる場合>
My dream is to visit England. (私の夢は英国を訪れることです。)
                          C

②副詞的用法の不定詞

副詞的用法は2つの使い方があります。
1)「~するために、~しに」動作の目的を表します。
2)「~して」感情を表す形容詞のあとにきて、その原因・理由を表します。

では例文を使って具体的に見ていきましょう。

1)-1〔動作の目的〕を表す副詞的用法

~するために、~しに」動作の目的を表します。

I came here to see Jack.
私はジャックに会うためにここに来ました。

*came(来た)という動作の目的を表しています。

Ben
Ben
もう一つ。次のように、Why~?「なぜ~」という問い掛けに対して、To~「~するために」を使って答えることもあるよ。

Why did Kate come to Japan?
なぜケイトは日本に来たの。

To study Japanese.
日本語を勉強するためです

1)-2「too ・・ to ~」 構文について

〔動作の目的〕を表す副詞的用法の中に「too・・to~構文」があります。
~するには・・すぎる」と訳します。

Robots are too dangerous to be our partners.
ロボットは私たちのパートナーになるには危険すぎます。

*too(あまりにも)の後には形容詞や副詞が続きます。
*toはto不定詞のtoです。→ 動詞の原形が続きます。

【書き換え】
「~するには・・すぎる」⇒「あまりに・・なので~できない」となりますので、上記文は「so・・that~」を使ってほぼ同じ意味の文に書き換えることができます。

Robots are so dangerous that they can’t be our partners.
ロボットはとても危険なので、私たちのパートナーになることはできません。

 「 too ・・ to ~ 」「~するには・・すぎる
≒「 so ・・ that~ 」「あまりに・・なので~できない

2)〔感情の原因・理由〕を表す副詞的用法

~して」感情を表す形容詞のあとにきて、その原因・理由を表します。

We are happy to see you.
私たちはあなたに会えてうれしいです。

感情を表す形容詞 主なもの
happy, glad, sad, sorry, angry, surprised, excited など

③形容詞的用法の不定詞

形容詞的用法は名詞や代名詞を後ろから修飾する用法です。「~する(ための)、~すべき」などと訳します。

では例文を使って具体的に見ていきましょう。

名詞を修飾する場合

Ben
Ben
中学生の方で自動詞、他動詞について習っていない方は「そんなものがある」程度で見てくださいね。

不定詞後の動詞が他動詞のとき

You have a lot of time to study.
          ↑__|
あなたには勉強する(ための)時間がたくさんあります。

不定詞後の動詞が自動詞のとき

自動詞の場合は後ろに前置詞を残します

I don’t have a chair to sit on.
私には座るいすがありません。

*sit on chair いすに座る

代名詞(~thing)を修飾する場合

something, anything, nothing などの代名詞を後ろから修飾します。
また、不定詞ではない別の形容詞と並んで代名詞を二重に修飾したりします。この場合、語順に注意しましょう。

では例文を使って具体的に見ていきましょう。

不定詞だけで代名詞を修飾する場合

We need something to eat. (食べる(ための)何か)
       ↑___|
私たちは何か食べるものを必要としています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
横道1

anything
疑問文で「何か~するもの(があるか)」、
否定文でnotとコンビを組んで「~するものが何もない」(横道2を参照)
といった使い方をします。

Do you have anything to eat ?
          ↑___|
あなたは何か食べるものを持っていますか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
横道2

nothingは「~するものが何もない」と訳し、not ・・anythingと同様の意味となります。

We have nothing to eat.
      ↑___|
私たちには食べるものが何もない。

=We don’t have anything to eat.

形容詞と不定詞が並行して代名詞(~thing)を修飾する場合

例えば、「何か暖かい飲み物」は something hot to drinkというように~thingの代名詞に形容詞と不定詞が同時に修飾する場合は<代名詞(~thing) + 形容詞 + 不定詞>の語順に並べます。

I want something hot to drink.
               ↑___|     |
        ↑______|
私は何か暖かい飲み物が欲しいです。

まとめ

今回は不定詞(to+不定詞)について学びました。
不定詞の基本用法は次の3つがありました。
①名詞的用法 ②副詞的用法 ③形容詞的用法

①名詞的用法は、a)動詞の目的語になる場合、b)主語になる場合(3人称単数扱い)、c)補語になる場合の3通りの使い方がありました。例文が頭に浮かんできますか?
形式(仮)主語構文もありましたね。どんな時に使われるか言えますか。真主語意味上の主語も分かりますか?

②副詞的用法には、1) 動作の目的を表し、「~するために、~しに」とする表現と、2) 感情を表す形容詞のあとにきて、その原因・理由を表し、「~して」と表現する場合の2種類がありました。
「too・・ to ~」構文 ≒「 so・・ that ~」 構文にもありましたね。

③形容詞的用法は、名詞や代名詞を「to+動詞の原形」を形容詞と見立てて後ろから修飾する技法でした。~thingの形をとる代名詞に対して、通常の形容詞とto不定詞が同時に修飾する場合の語順は<代名詞(~thing) + 形容詞 + 不定詞>の語順に並べることに注意しましょう。

それではよく復習しておきましょう。



ABOUT ME
Benタロサ
サラリーマンを引退後、小さな学習塾を開校。英語は日常触れる機会が少ない生徒にとっては、地道な努力が必要とされる教科だと思います。せっかく勉強してもすぐに忘れてしまうことになりかねません。少しでもお役にたてるように、わかりやすさを心掛けて記事を書いていきます。内容はアットランダムな順番になります。少しずつの積み重ねで、ゆくゆくは分厚いサイトになればと夢見ています。