中3

タフ構文( S is easy to do )

タフ構文とは

to 不定詞を使って主語を表す時があります。しかし、それは長くなってしまいがちでスマートでなくなります。そんな時、形式主語のitを使い、to 不定詞の部分は後ろへ持っていきますね。後ろに持って行ったこの部分を「真主語」と呼びます。「真主語」の構成は「to V O」となりますが、この中の O(目的語) を文の主語へと移動させた文を通称「タフ構文」と呼びます。

もう一つ、to以下の前置詞のO(目的語) を文の主語へと移動させたものも「タフ構文」です。

それも、限定された形容詞のもと発生します。

通称~ [ タフ構文 ]

・to不定詞の中の「動詞の目的語」または「前置詞の目的語」を文頭に出し、主語として書き換えた文。

・限定された形容詞
のもと発生する。

「何のこっちゃ?」となりますが、今から順番に説明をしていきますので、心配しないでくださいね。

この度中学の教科書にもその登場を発見しました。中学生の方は英語の先生は教室でそんなこと言わないと思いますが、高校の先回りをして「タフ構文」として理解しておく方がより理解できるかと思いますので目を通してみてください。

ここでは「動詞の目的語」が主語へ廻る文をみていきます。

「前置詞の目的語」が主語へ廻る文はコチラを見てください。

中学的説明で例文を見てみよう

まず、2つの文 を見てみよう。

❶ Haiku in English are easy to write.
  英語による俳句は書くのが容易だ。
❷ Haiku in English are easy to read.
  英語による俳句は読むのが容易だ。
———-
ポイント整理
* easy to do 「~するのは簡単だ」
* Haikuは英語にとって外来語です。英語圏で定着するまではそのままで単複同形で表されます。上記例文では「A
haiku」となっていないので複数形として表現されている。→ be動詞は「are」となる。

❶❷を「not only・・,but also」 を使って1文にしよう。

❸ Haiku in English are not only easy to write, but also easy to read.
 英語による俳句は書くのが容易というだけでなく、読むのも容易だ。
———-
ポイント整理
* not only・・,but also ~「・・だけでなく~も(また)」

「タフ構文」なんてモノは全く意識していませんが長い文が出来上がりました!

高校的説明

to 不定詞の名詞用法を使った主語

❹ To write haiku in English is easy.
  英語で俳句を書くことは容易である。

長い主語には形式主語を(❺,❻)

❹は主語が長いので形式主語Itを使い、「真主語」として後ろへ持っていく。

❺ It is easy to write haiku in English.
  S V  C   (V) – (O) 真主語M

ちなみに、❺文に「意味上の主語」(S)を加えたければ次のようになる。
❻ It is easy for us to write haiku in English.
  S V  C  (S)    - (V) – (O) 真主語M
  私たちが英語で俳句を書くことは容易である。

ここで注意すべきことは、基本的に「it」しか主語にしない形容詞があること。
【難易】easy, difficult, hard, tough
【可能性】possible, impossible
【危険】 dangerous 
など(快・不快)
———-
<理由>人が主語のときなじまないので

「[It主語]をとる形容詞 + to (V)(O) の(O)を主語へ (=タフ構文)

少し戻って、❺の文の(O)=「haiku in English」を主語にした文➐に書き換えてみましょう。

(❺再掲)
❺ It is easy to write haiku in English.
  S V  C   (V) – (O) 真主語M
 *この場合の「to不定詞」は「名詞用法」です。

Haiku in English are easy to write.
   S        V  C
(❺文の(O)が➐文のSへと移動しました。)
 *この場合の「to不定詞」は「副詞用法」(形容詞のeasyを修飾している)です。

➐の文を「タフ構文」と呼びます。

ミケ
ミケ
冒頭の「タフ構文」とはに戻ってみてニャ

基本的に「it」しか主語にしない形容詞を次に再掲しますが、それは人が主語に来てしまうと表現としてなじまないからです。

逆に主語が人でなければOKなのです。
ただし、「タフ構文」にする際はpossibleは対象外となります。

【難易】easy, difficult, hard, tough
【可能性】possible, impossible
【危険】 dangerous 
など(快・不快)

ミケ
ミケ
「タフ」構文にpossible はインポシブルにゃ

Oが主語に移動する例を見て安心しよう

後ろにあった名詞が主語に移動することはめずらしいことではありません。
次の例を見て安心しましょう。

This is a interesting book.
 S V    C

This book is interesting.
     S   V  C

Many people speak English.
       S            V   O

English is spoken by many people.(受動態)
    S   V      M

最後に、タフ構文2つをnot only ,but also で1文にしよう

再掲➐
Haiku in English are easy to write.

➐’ Haiku in English are easy to read.

Haiku in English are not only easy to write, but also easy to read.
 英語による俳句は書くのが容易というだけでなく、読むのも容易だ。

中学の❸文と同じになりました!

まとめ

今回は「タフ構文」(動詞の目的語が主語に廻るケース)について学んできました。中学生の方は何気に「タフ構文」を作ることになりますが、ひょっとすると高校的な説明の方が理解が深まるのではないかと思い、中学と高校の二段階的な説明を行いました。難しいと感じた中学の人は深入りしなくて大丈夫です。英語に慣れるにつれてわかってくるようになります。
前置詞の目的語が主語に廻るケースは次の稿で見て行きます。

大学を目指す高校生の方は是非理解しておいてください。
それではまた。

ABOUT ME
Benタロサ
サラリーマンを引退後、小さな学習塾を開校。英語は日常触れる機会が少ない生徒にとっては、地道な努力が必要とされる教科だと思います。せっかく勉強してもすぐに忘れてしまうことになりかねません。少しでもお役にたてるように、わかりやすさを心掛けて記事を書いていきます。内容はアットランダムな順番になります。少しずつの積み重ねで、ゆくゆくは分厚いサイトになればと夢見ています。