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anotherとother の使い分け ポイント一覧
oneと相関的に用いられることが多いよ。
☺
【理解するための補足】
《 another の中心義;更にもう1つ別の● 》
・2つ以上ある候補の中の任意の1つをさすのが自然
← anotherは<an+other>から生まれた語であるから。
・1つの候補しかない場合は the other とする。(残り全部)
(任意の1つとはならず、特定の残り1個(=全部))
☆彡
《 otherの中心義;ほかのもの 》
・上記 another 以外のケースに使う
・theは特定性を示すので → the + oher(s) で残り全部を表す。
ざっくり言えば
2つ以上の候補の中から「任意のもう1つ」の場合のみanotherで、
あとはotherを使う。
残り全部ならthe other(s)、そうでないならothers
<イメージで再掲>
「☆|● 」→ one・・, the other・・
「☆|〇● 」→ one・・, another・・
「☆|〇●〇・・〇 」→ one・・, another・・
「☆|●●● 」→ one・・, the others・・
「☆|〇●●〇・・〇 」→ one・・, others・・
「☆☆|●●● 」→ some・・, the others・・
「☆☆|〇●●〇・・〇 」→ some・・, others・・
作文して、理解できているか確かめてみよう
❶ (空室2部屋のうち、) もう一方の部屋を見せてくれ。
❷ (どれでもよいから) 別の部屋を1つみせてくれ。
❸ (その部屋を除いた) 残りの部屋を全部見せてくれ。
❹ (任意の別の部屋を) いくつか見せてくれ。
❶ Show me the other ( = the other room).
❷ Show me another ( = another room).
❸ Show me the others ( = the other rooms).
❹ Show me some others ( = other rooms).
*赤色は代名詞として使っている。
青色は形容詞として使っている。
another, other に関する深掘り
トラブルスポット
「another」は<an+other>から生まれた語であることを前述しました。そのことをヒントとして、次の和訳をanotherを使って(単語には冠詞等が付くものはつけて)英語表現してみてください。
anotherを使って
❶ 別のカバン
❷ 私の別のカバン
anotherは「an+other」で、もともと不定冠詞を含んでいる。そのため、冠詞(an, the)・指示形容詞(this, that)・所有格(my, his, Mary’s etc.)などの限定詞をつけることはない。
こちらも確認しておくと理解が深まるよ!
❶ another bag
[✖an another bag]
❷ another bag of mine
[✖my another bag] [ another ✖my bag]
*[ ]内に示した間違った例は、いずれも限定詞のダブりに相当しますね。
❶❷をそれぞれ正しい語順で表しなさい。ただし、適切に語句を補ったり変化させる必要があればそのようにすること。
❶cows, other, my
❷cow, another, my
名詞を飾る順番は
❶限定詞 + ❷形容詞 + ❸名詞
❶限定詞
①冠詞 ・・ a, an, the, my, some, など
②数詞 ・・ one, two, many, much, a lot of, など
③指示 ・・ this, that など
❷形容詞
主観
⇓
客観
★ただし、[形]allは全てに先行してつけること(❷の例外)
私の3人のかわいい(小さな)子どもたち全て
all my three dear little children
<問題再掲>
❶❷をそれぞれ正しい語順で表しなさい。ただし、適切に語句を補ったり変化させる必要があればそのようにすること。
❶cows, other, my
❷cow, another, my
❶ my other cows
私の他の牛たち
❷ another cow of mine
私のもう1頭の牛
ルール;another +〔 数詞 + 複数名詞 〕
★ anotherは今まで説明したように、普通は数えられる名詞の単数形につきます。
しかし〔数詞+複数形の名詞〕を意味のカタマリと考えることができる場合には、anotherをつけることができます。
〔数詞+複数名詞〕がひとカタマリの意味の場合、
another+〔数詞+複数名詞〕
という表現も「あり」です。
・another two weeks もう2週間
・In another 50 years, the world will be quite different.
あと50年経てば、世界は全く違っているだろう。
成句・慣用表現
[名詞] + after + [名詞]
の形で「次から次へ」
継続・繰り返しを意味し、名詞は無冠詞で
♦ 名詞句、副詞句の使い方ができる。
——–
one after another 「次々に」(3つ以上のもの)
one after the other「次々に」(2つのもの)、「交互に」
——–
<関連> 視点を after に移します
day after day「毎日」
time after time 「何度も」
question after question 「次々と質問」
each other 中③
one another (高)
< 解説 >
両語句ともに「相互代名詞」と呼ばれ、そのカタマリで代名詞である。
ニュアンスは後者の方が「やや改まった口調」という人もいるが、同じと考えればよい。
「お互い(に)」は日本語の響きだと副詞のように思えるけど、繰り返しますが代名詞です。
ということは
⇓
前置詞が必要になります。
自動詞の後に ❛ each other ❜ がくるときはThey looked at each other.
彼らはお互いに顔を見合わせた。
☆彡中3生のために
☆
We are all related to each other.
私たちは全てお互いに関係し合っているのです。
——–
例文中の次のものは慣用句です。
そのまま覚えてしまいましょう。
relate (他V)「関係させる」
be related to ~ 「~と関係がある」
be動詞 + 形容詞 +to
【 別視点からの理解 ~ 深入り 】
教科書には relate A to B「AをBに関係させる」と記載されていて、それでいて本文には上記の例文が載せてあります。
意味が分からない方がいらっしゃると思いますので、別の角度から見てみます。
例文(教科書の文)は次の文の受身文だと考えたらどうでしょう。
God relates all of us to each other.
神は私たち全員を互いに関連付けます。
↓
↓受身文へ ( by Godは省略します。)
↓
We are all related to each other.
私たちは全てお互いに関係し合っているのです。
———-
❛ all ❜ の位置が説明できない人は 👉 コチラをどうぞ
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