marry / get married / be married の違い
こんにちは、今日は英語感覚を実感するため、そしてグローバル社会でみなさんが直接の関係者になった時にあわてないように?するために「結婚する」の表現をみていきましょう。
次の三つの動詞(熟語)について学んでいきます。
❶ marry ❷ get married ❸ be married
まず、本質的な違いを述べておきます。
❶ marry (他V)
「marry+人(相手)」の形で使います。結婚相手に焦点がいっています。それ用の表現(相手を目的語として予定する他動詞)なので、marry+×前置詞+人(相手)などと、前置詞は出てきませんので注意しましょう。
フォーマルな場面で使われます。
marry は古くは「~のところへ嫁に行く」という意味でした。ここからするとmarryの次に前置詞の出る幕はありませんね。
❷ get married ( get+形容詞 )
「married」は「結婚した」という状態を表す形容詞です。「get marry」では動詞が連続してしまい、おかしくなりますので「get married」となっています。
結婚していない状態 → 結婚した状態への[変化]に焦点が当たっています。これは「get(得る)」が使われいることからもわかると思います。
どちらかというと結婚相手へ焦点というよりも、それ以外の結婚に関することに焦点がいっていると理解すれば覚えやすいと思います。
友人や同僚間のようなカジュアルな場面で使われます。
get marriedの後に「誰と結婚した」のか加えたい場合には「to+人」と続けます。「with」ではありません。日本語感覚と違いますので注意が必要です。
❸ be married ( be + 形容詞 )
「結婚している」という「状態」に焦点が当たっています。「話し相手を知るために聞いてみる」的なニュアンスです。
例文で違いを確かめてみよう
では例文を使って理解を深めましょう。
❶marry
まず、男性諸君は将来のために次の決まり文句を覚えてしまおう。
1)Will you marry me?
ぼくと結婚してくれないか。
2) I will marry Nancy next month.
来月ナンシーと結婚するんだ。
3) I will marry ×with Nancy next month. ← 前置詞は使いません。
1)の表現が板についていれば、余計な前置詞は付けないようになりますね。
❷ get married
4) I am getting married next month.
私は来月結婚します。
この表現は重要な文法を含んでいます。
それは時制に関することです。
現在進行形は「たった今」という「現在の瞬間の動作」以外にも「近い将来」のことについても表現できるということです。
❸ be marriedを使う場合は次のようにも表現することができます。
I am being married next month.
この関連で次の表現も確認しておきましょう。
4)-1 This train is arriving at Osaka.
この列車はまもなく大阪に到着します。
「誰と結婚」と表現したいのなら「to+人」をget marriedの後へつけましょう。
5) I got married to Jane in Hawaii.
私はハワイでジェーンと結婚した。
(ただ、with は教科書的には×ですが、そう話すネイティブもいるようです。日本語も同じで国語的に違っていても話しの中では出てくるってことはありますね。)
さらりと「どこで」と表現する時は「in」を使いますが、その場所を強調したいのなら「at」もありです。
こんな表現もできます。
6) Tom and Lucy got married last year.
トムとルーシーは去年結婚したんだ。
結婚した二人を主語に持ってきていますね。
❸ be married
7) Are you married?
あなたは結婚されているのですか。
Yes,I’m married. How about you?
はい結婚しています。あなたはどうですか。
I’m single.
私は独身です。
まとめ
今回は結婚について、次の3つの表現をみてきました。
❶ marry ❷ get married ❸ be married
❷ get married ❸ be marriedはそれぞれひとかたまりの熟語として覚えてください。この場合のmarriedは形容詞です。
❶ marryはフォーマルな表現で「誰との結婚」にフォーカスされています。前置詞は使いません。
❷ get marriedは結婚してない状態から、した状態への変化にフォーカスした表現でした。友人間などのカジュアルな表現で使われやすいです。「誰との結婚」を表現に加えたい場合には「to+人」を付けましょう。
❸ be marriedは客観的に表現するときに使われやすい表現でした。
また、関連して紹介した現在進行形が「たった今」のことだけでなく「近い未来」もカバーしているといった時制の使い方も重要ですので覚えておいてください。
それぞれよく復習しておきましょう。