中2

倒置

倒置

倒置とは

倒置とは

「同じ言葉の繰り返し (反復) を避けるため」や表現を「強調するため」に通常の語順とは違う語順にされた表現を言います。

<倒置の構造>

SV → VS or 疑問文の語順

 

反復を避けるための倒置

このセクションは高校用です。中学の方は次のセクションを読んでください。

否定語または否定的な意味を持つ語を含む節の内容を受けて次の接続詞が文(節)頭にくる場合、倒置が起こる。

<該当する接続詞>

nor, so, neither 

norで始まる節

I don’t know him, nor do   want to.
                                    S   V・・疑問文の語順
私は彼を知らないし、知りたくもない
  
——————–
nor ( 等位接続詞 )  = or ・・ not

I don’t know him, nor do I want to ( know him ).
          ↑
                  ,or I don‘t want to.

 

直接話法の 伝達部(脇役部分) の倒置

「非伝達文」の強調

中2–旧教科書 登場例

A boy of five cried ,❝Don’t leave me. ❞
   伝達部  ,(コンマ)   被伝達文
5歳の男の子は泣いた、「ぼくを置いていかないで。」と。

非伝達文を先に出すと
 ❝Don’t leave me,❞ a boy of five cried.
                                 S             V
「ぼくを置いていかないで、」と5歳の男の子は泣いた。

上記文で 主語・動詞 を倒置すると
 ❝Don’t leave me,❞  cried a boy of five.
                              V          S

❝直接話法,❞ +動詞 → の語順に変えたので、発した言葉が強調されていますね!

中学生のみなさんは難しい文法用語はさておき、このように「被伝達文を先に持ってきて、その内容を強調するために、伝達部は 主語・動詞を倒置させる 」という倒置技法があるということを覚えておきましょう。

 

ABOUT ME
Benタロサ
サラリーマンを経て、小さな学習塾を開校。英語は日常触れる機会が少ない生徒にとっては、地道な努力が必要とされる教科だと思います。せっかく勉強してもすぐに忘れてしまうことになりかねません。少しでもお役にたてるように、わかりやすさを心掛けて記事を書いていきます。内容はアットランダムな順番になります。少しずつの積み重ねで、ゆくゆくは分厚いサイトになればと夢見ています。