中2

比較表現 (2) more, most

more, most を使う比較級・最上級

Ben
Ben
比較(1)の稿では短いつづり形容詞・副詞を使った比較級・最上級の学習をしました。

そこでは、形として原級に _er, _est を付けたりしましたね。

そして今回はつづりが長いもの特徴のあるつづりをした形容詞・副詞の比較級・最上級の表現の仕方について学んでいきます。

moreを用いた文

たとえば beautiful という形容詞の比較級は次のように表します。

more beautiful

形容詞の原級の前に more をつけるだけでOKです。

 

一般的に言うと次のようになります。

比較級の作り方:<more+原級>

比較級を用いた文:<more+原級+than 比較対象>「・・よりも~」

——–

それでは beautiful 以外に

more を用いる形容詞・副詞の原級はどんなものがあるか?

↓↓ それは

つづりの長いもの

❷ –ful, –ous, –ly などで終わるもの
——–

❶❷の主なものを次の表にまとめておきます。

 

特性 単語 ( 意味 )
❶ つづりが長い difficult ( 難しい )
exciting (興奮させるような)
popular ( 人気のある )
important ( 重要な )
interesting ( おもしろい )
❷ _ful, _ous, _ly beautiful ( 美しい )
careful ( 注意深い )
useful ( 役に立つ )
famous ( 有名な )
quickly ( 速く )
slowly ( ゆっくり )

This picture is more beautiful than that one.

この絵はあの絵よりも美しい。

トラ
トラ
次は「最上級」へいくよ

最上級 most

比較級more を用いる形容詞・副詞の最上級にはmostを使います。

最上級の作り方:< most + 原級 >

最上級を用いた文形例:
the + most + 原級 + in [of] ・・> 
 ↑
*theは原級が副詞の場合は省略可です。

*mostを使う対象の形容詞・副詞はmoreと同一ですので、上表のご覧ください。

トラ
トラ
more – most

* 最上級の後に in [of] ・・ の語句がよくつくのは、 _est形 の最上級のときと同じです。

This book is the most interesting of the three.

この本は3つの中で一番おもしろい。

This movie is the most interesting this year.

この映画は今年一番おもしろい。


in や of だけが続くとは限らない。

this year のように<this+時を表す名詞>の組み合わせで「時を表す副詞句」となり、前置詞は付けません。

lastnext も同様な扱いとなります。

last year(去年), next year (来年) 

this morning (けさ) cf. in the morning (午前中)

トラ
トラ
そしてもう1つ

movieという名詞の使われている場所に注目してみよう。

上の文はThis movie  と主語として使われているけど、主語をThisのみとして movieを 目的語の方へ移動させても文が成立するよ。

次の文で確かめてみてね。

This is the most interesting movie this year.

これは今年一番おもしろい映画だ。

 

疑問詞を使う疑問文

Ben
Ben
あと、疑問文での使う疑問詞についても注意しましょう。

比較対象が無制限のときの疑問詞はwhatを使うよ。
( 制限・限定 の中であれば which )

下の例文で確認しておこう。

What is the most exciting sport for you?

あなたにとって一番ワクワクするスポーツは何ですか。


無制限 → what

the most exciting  sport
最上級にした形容詞
  名詞
  |___________

Which is more popular, baseball or soccer ?

野球とサッカーではどちらのほうが人気がありますか。

Which park is the most beautiful in this town ?
                   限定

この町でどの公園が一番美しいですか。

まとめ

more – most 型の比較級・最上級は上掲の表の11個くらいをとりあえず覚え、あとは出てきた都度暗記対象に加えていってください。

 

ABOUT ME
Benタロサ
サラリーマンを経て、小さな学習塾を開校。英語は日常触れる機会が少ない生徒にとっては、地道な努力が必要とされる教科だと思います。せっかく勉強してもすぐに忘れてしまうことになりかねません。少しでもお役にたてるように、わかりやすさを心掛けて記事を書いていきます。内容はアットランダムな順番になります。少しずつの積み重ねで、ゆくゆくは分厚いサイトになればと夢見ています。