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接触節とは
まず、「節」って何?
いくつかの語が集まって文の一部を構成するとともに、それ自体のカタマリの中にSV(主語+動詞)を持っているもののことです。
接触節とは
名詞(先行詞)の後ろに節がそのまま連結し、その名詞の詳しい情報を後ろから修飾して説明を加える形のものです。
(後置修飾の一方法)
具体的に
まず、次の文を見てください。
I found a picture on the internet.
私はある写真をインターネット上で見つけました。
I found a picture <on the internet>.
S V O < 副詞句 >
この語順をO(名詞)+SVの形に変えてみましょう。
a picture 〔I found <on the internet>〕
名 ←〔S V < 修飾語句> 〕
〔私がインターネット上で見つけた〕ある写真
名詞(先行詞= a picture ) の後ろに節( I found・・) がそのまま連結し、名詞(a picture)の詳しい情報(私がインターネット上で見つけた)を後ろから修飾して説明を加えている形になっていますね。
練習してみましょう
1) 私のおじが撮った写真
2)私のおじが私に送ってくれた贈り物
3) 私が一番好きな本
答えはこの下です。
☆
☆
1) a picture my uncle took
名 + S V
2) a gift my uncle sent me
名 + S V O
☆
3) the book I like <the best>
名 + S V M
まとめ
今回は「接触節」について学びました。そしてこの形は実は、後で学ぶことになる「目的格の関係代名詞」の中で「関係代名詞を省略した形」のことなのです。
省略するのは、いちいちそれを付けなくても意味が分かるものだからです。話し言葉(= 口語)では多くは省略されて表現されます。無くてもわかるのにわざわざ関係代名詞をつけると会話のテンポも悪くなりますので。
関係代名詞を学習してから、実はその中の「省略された形」なんです、といって説明してもらえればスムーズですが、ネイティブや英会話では自然にこの形に先に触れますので、教科書でも接触節の方が先に出てきているのです。
それではよく復習しておきましょう。