中1

動名詞

動名詞「~すること」

Ben
Ben
美鈴ちゃん、動詞をつかって「~をすること」っていうのは、どんなふうに表したらよかったかな?

美鈴
美鈴
ええっと・・ 「to+動詞の原形」でそんなのがあったような気がしましたが・・

Ben
Ben
そうですね。よく覚えていましたね。「to+動詞の原形」は「to+不定詞」とも呼ばれますが、3つの用法がありました。
・名詞的用法
・形容詞的用法
・副詞的用法

そのうち「名詞的用法」は「~をすること」と名詞の意味を表しましたね。

Ben
Ben
そしてもう一つ、「~すること」を表す方法があるんだ。

それは、「動詞にingをつけた形」「動名詞」って言うよ。

今回はこれを勉強していきましょう。

動詞のing形の作り方

  ingの付け方
通常 そのままingを付ける play → playing
語尾がe eをとってingを付ける use → using
短母音+子音字

子音字を重ねてingを付ける

running

参考(ほぼ同じものです。)

例文

step1(基本)

動名詞は「名詞」と同じ働きをしますので、動詞の目的語文の主語にもなります。

動名詞の主語3人称・単数扱い です。

【動名詞が 動詞の目的語になる

We enjoyed playing games together.

私たちは一緒にゲームをすることを楽しみました。
(ゲームをして楽しんだ)


 

We enjoyed  playing games  together.
 S   V     O       副詞

【動名詞が 文の主語になる

Playing games was fun.

ゲームをすることは楽しかった。

動詞was の直前に複数形「games」があるので間違えやすいですが、動名詞の主語3人称・単数扱いです。



Playing games
 was  fun.
   S       V   C(名)

step2(発展)

さらに

動名詞は「名詞」と同じ働きをしますので、補語前置詞のあとの名詞 ( 「前置詞の目的語」 という ) にもなります。

【動名詞が補語になる

My hobby is playing games.

私の趣味はゲームをすることです。



My hobby
 is  playing games.
    S     V  C(動名詞)      

前置詞のあとの名詞になる

I’m interested in playing games.

私はゲームをすることに興味がある。



I’m  interested  in  playing games.
SV   C(形)    副詞句([前]+動名詞)

be interested in ~ 「~に興味がある」

動名詞 か to不定詞か

Ben
Ben
動名詞の例文を見てきましたが、ここで、その文の動詞とその目的語の形 [ 動名詞 or to+不定詞 ] に関係する語法をまとめておきます。

次の表のように動詞によって目的語「動名詞形」にするのか「to不定詞形」にするのか決まっています

中学時代は次の表のように覚えておいてください。

過去・現在・具体的 (ing) →   → 未来志向 (to) → 
~を楽しむ enjoy  Ving



~したい、を欲する want   to V  
~を終える finish  ~したいと思う、望む hope
~(するの)をやめる *stop ~しようと試みる、努力する try
~し続ける keep  ~する必要がある need
    ~しようと決心する *decide
(~するのが好きである) like   – 両方OK
(~し始める) start - 両方OK
(  〃  ) begin - 両方OK

* → 中③

まとめの問題

まとめ問題

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「まとめ問題」の答えを一覧して見たい方は、次のセクションを見てください。

美鈴
美鈴
頑張ってやってみます!

Tom ( )( ) the book last night.
トムは昨晩その本を読み終えた。

Tom ( finished )( reading ) the book last night.

finish は動名詞を目的語にします。



【動名詞が 動詞の目的語になる

Tom
 finished  reading  the book  last night.
 S   V     O

( )( ) music ( ) a ( )( ) fun.
音楽を聴くことはとても楽しいです。

( Listening )( to ) music ( is ) a ( lot )( of ) fun.

【動名詞が 文の主語になる



Listen
ing  to  music  is  a lot of  fun.
  S        V    C

listen to ~  「~を聞く」

a lot of ~  「たくさんの、多くの ~」

My ( ) is ( ) cake.
私の趣味はケーキを作ることです。

補語になる

My ( hobby ) is ( making ) cakes.



My hobby is making cakes.
S         V  C

I ( )( )( )( swim ).
私は泳ぐことが得意です。

I ( am )( good )( at )( swimming ).

前置詞の後の名詞(動名詞)
   at  swimming
   [前]+[(動)名詞]

swim のing形は → swimming
短母音+子音字 → 子音字を重ねてからing


 

I  am  good  at swimming.
S  V  C  [前]+[(動)名詞]

be good at (動)名詞 「~(すること)が得意である」 中1

次の( )内の動詞を適する形に変えなさい。
Ancient people ( try )( recognize ) it.
古代の人々はそれを認識しようとしました。

Ancient people ( tried )( to recognize ) it.

tryは「to+不定詞」の目的語をとる動詞でした。


Ancient people  tried  to recognize it.
   S     V    O

Ancient people  tried to recognize  it.
   S       V       O

try to V 「Vしようと試みる」

( )内の動詞を適切な形に変えなさい。複数語になってもOK。

Egyptians started ( measure ) time without ( use ) the sun.
エジプト人は太陽を利用しないで時間を計り始めました。

Egyptians started (〔to measure 〕又は〔 measuring 〕) time without ( using ) the sun.
——–
* start の目的語は「to+不定詞」でも「動名詞」でもどちらもOKでした。

to+不定詞」のtoは、もともとは「方向」を表す前置詞でしたが、現代は不定詞 (=動詞の原形) であることを表すための「記号」であると考えればOKです。

* [前]without 「~なしに(で)」の後ろはVingで表します。


Egyptians started  to measure time without using the sun.
  S    V    O       副詞句 [前]+動名詞

Egyptians started to measure  time ・・.
  S      V       O

Egyptians started  measuring time ・・.
  S    V     O

まとめ問題の答え⦅ 一覧 ⦆

ミケ
ミケ
以下は、上掲の「まとめ問題」をタップしなくて解答・解説が一覧できるようにしたものです。

【動詞の目的語になる

Tom ( finished )( reading ) the book last night.
トムは昨晩その本を読み終えた。

finish は動名詞を目的語にします。



Tom
 finished  reading  the book  last night.
 S   V     O

【 動名詞の主語

( Listening )( to ) music ( is ) a ( lot )( of ) fun.
音楽を聴くことはとても楽しいです。



Listen
ing  to  music  is  a lot of  fun.
  S        V    C

listen to ~  「~を聞く」

a lot of ~  「たくさんの、多くの ~」

【動詞の 補語になる

My ( hobby ) is ( making ) cakes.

私の趣味はケーキを作ることです。


 

My hobby is making cakes.
  S       V  C

中1 be good at +(動)名詞 
「~(すること)が得意である」 

 

I ( am )( good )( at )( swimming ).
私は泳ぐことが得意です。

前置詞の後の名詞(動名詞)
   at  swimming
   [前]+[(動)名詞]

swim のing形は → swimming
短母音+子音字 → 子音字を重ねてからing


熟語としてではなく文型としてみると

I  am  good  at swimming.
S  V  C  [前]+[(動)名詞]

第2文型

目的語を「to+不定詞」にする動詞

Ancient people ( tried )( to recognize ) it.
古代の人々はそれを認識しようとしました。

tryは「to+不定詞」の目的語をとる動詞でした。


Ancient people  tried  to recognize it.
   S     V    O

Ancient people  tried to recognize  it.
   S       V       O

try to V 「Vしようと試みる」

Egyptians started (〔to measure 〕又は〔 measuring 〕) time without ( using ) the sun.

エジプト人は太陽を利用しないで時間を計り始めました。
——–
* start の目的語は「to+不定詞」でも「動名詞」でもどちらもOKでした。

to+不定詞」のtoは、もともとは「方向」を表す前置詞でしたが、現代は不定詞 (=動詞の原形) であることを表すための「記号」であると考えればOKです。

* [前]without 「~なしに(で)」の後ろはVingで表します。


Egyptians started  to measure time without using the sun.
  S    V    O       副詞句 [前]+動名詞

Egyptians started to measure  time ・・.
  S      V       O

Egyptians started  measuring time ・・.
  S    V     O

Ben
Ben
いかがでしたか。
❶動名詞を理解すること。
❷動詞の目的語における「動名詞」と「to+不定詞」の使い分け
は大変重要です。

繰り返し学習しておきましょう。

ABOUT ME
Benタロサ
サラリーマンを経て、小さな学習塾を開校。英語は日常触れる機会が少ない生徒にとっては、地道な努力が必要とされる教科だと思います。せっかく勉強してもすぐに忘れてしまうことになりかねません。少しでもお役にたてるように、わかりやすさを心掛けて記事を書いていきます。内容はアットランダムな順番になります。少しずつの積み重ねで、ゆくゆくは分厚いサイトになればと夢見ています。