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まず、研究文を見てみましょう。
英文中の( )には適語を入れましょう。
I expect all of you to be here ten minutes before the test begins, without ( ).
I expect all of you to be here ten minutes before the test begins, without ( fail ).
私はテストの10分前には必ずあなた方全員がここにいることを期待します。
ただし、この研究例文は他にも2つ研究材料を持っています。それは次の2つです。
❷ expect の語法
❸ before の語法
❷❸は「without fail」を見たあとに触れたいと思います。
❶「without fail」･･必ず
failは「失敗」という意味の[名詞]です。without failは直訳すると「失敗なしに」となります。
そこから「失敗なしに」→「必ず」というように考えればよいでしょう。
「 failure 」も使えるか？
失敗の内容の違い
fail ･･ 間抜けな失敗、人を裏切るような失敗
failure ･･ ちゃんと試みたが失敗
without [×]failure
☆彡
「never (don’t) fail to do」への書き換え
📚 他記事での fail to do の例文 を見る
(PCは別窓が開きます)
そしてfailの前に「never」や「don’t」を付けることにより、逆の「必ずdoする」という意味になります。
次の例文で理解を深めましょう。
後で必ず電話してください。
① Never fail to phone me later.
➁ Don’t fail to phone me later.
③ Phone me later, without fail.
①➁の fail は (他)動詞 として使われている。
③の fail は 名詞 として使われている。
fail(失敗)という言葉が入っていますと、言われた側にとっては緊迫感が生じます。逆に話者が高圧的な態度をとっていると感じられる可能性があります。
場面を考えて使うようにしましょう。
❷「expect」の語法について
「expect」の使い方の1つを紹介します。
つまり、expectは第5文型をとることのできる[動詞]なのです。
Ｓ+Ｖ+Ｏ+Ｃ＝第5文型において、「expect」のように
+ [目適語(人)] + to do(=to不定詞) と続いた場合には、
次の関係があると考えます。
Ｏ・Ｃ間において、
Ｏ[目適語(人)]は意味上の主語であり、
to do(=to不定詞)は意味上の動詞である。
私は期待しています
〔あなた方全員(目適語=S’)が 必ずテスト10分前にはここにいる(補語＝V’) のを〕。
補語で使われている be動詞は この文全体での述語動詞でないことを表すためにそれを表すtoを付けて 「to be」となっている。
「except」と峻別しよう。
見間違えないように注意しましょう。
「expect」･･[動]予期する、期待する
「except」･･[前]～を除いて
❸「before」の使い方について
[接続詞]として使われている時は「時を表す副詞節」を形成します。その副詞節の内容が未来の事である場合は、たとへ内容が未来の事であっても現在形で表現してください。
研究文では 「before the test begins」と動詞に3単現のsが付いていますね。
「どれくらい」前と表現したいときは、「どれくらい」の部分の表現は「before」の前に付けます。
この後に、少し例を出しておきますので、それも見ておいてください。
形容詞節(後置修飾)
The day before she came was very cold.
彼女が来た前日はとても寒かった。
形容詞句(後置修飾)
the day before yesterday
おととい
☆
「before」に「どれくらい前か」を付けたいときは、「before」の前に付けるようにする。
形容詞句(後置修飾)の一種と考えてもよい。
five minutes before ten
10時5分前
反対語は「after」で、同様な使い方をされます。
📚 形容詞(句)節の文法的説明はこちらをどうぞ。
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まとめ
①「without fail」･･必ず
＝「never(don’t) fail to do」･･必ずdoしなさい
②「expect」･･期待する の語法(第5文型)
③「before」･･⑴時を表す副詞節 ⑵後置修飾のスタイルで使用する
いずれも重要ポイントですので、何度でも復習しておきましょう。
📚 確認テストをしてみる。
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