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間接疑問文とは
間接疑問文とは
「疑問詞などで始まる疑問文」が know などの動詞の目的語 ( のカタマリ ) として文中に埋め込まれた文のことをいう。
文型でのイメージは
・SVO → O =「疑問詞などで始まる疑問文」(名詞節)
・SV O1 O2 → O1=人、O2 =「疑問詞などで始まる疑問文」(名詞節)
語順や使用語句は
「疑問詞などで始まる疑問文」の語順はどうするのか?
つぎのようになります。
< 疑問詞 + 主語 (+助動詞) + 動詞 ~>
または
疑問詞自体が主語になるときは
< 疑問詞 (=主語) (+助動詞) + 動詞 ~>
文全体の形としては、肯定文、否定文、疑問文、命令文などある。
「疑問詞」の部分は「what number」「what time」「how old」「how long」などの語句になることもあります。
例文で理解を深めよう (中学)
be動詞 の間接疑問文 (whoを使って)
<通常疑問文>
Who is she ? (彼女は誰ですか。)
V S
↓
↓<間接疑問文>へ
↓
Do you know who she is ?
S V
彼女は誰なのか知っていますか。
———
Do you know 【 who she is 】 ?
S V 【 O 】
be動詞 の間接疑問文 (whereを使って)
<通常疑問文>
Where is the local shelter ?
V S
地域避難所はどこにありますか。
↓
↓<間接疑問文>へ
↓
I know where the local shelter is.
S V
地域避難所はどこにあるか知っています。
———
I know 【 where the local shelter is 】.
S V 【 O 】
一般動詞 の間接疑問文 (whereを使って)
<通常疑問文>
Where does he live ?
S V
彼はどこに住んでいますか。
↓
↓間接疑問文へ
↓
I know where he lives.
S V
彼はどこに住んでいるのか知っています。
———
I know 【 where he lives 】.
S V 【 O 】
一般動詞 の間接疑問文 ( whatを使って )
What have you done ?
V S
あなたは何をしましたか。
↓
↓間接疑問文へ
↓
Tell me what you have done.
S V
あなたが何をしたところか教えてください。
———-
tellは目的語を2つとる動詞
Tell me 【 what you have done 】.
V O1 O2
❝ think ❞ が出たら要注意 (高校)
問題を解いてみよう
次の( )に入るものを❶~❹の中から選びなさい。
( ) will be chosen as the next president ?
❶ Do you think who
❷ Do you think whom
❸ Who do you think
❹ Whom do you think
解答、解説はこの下です。
答
( ❸ Who do you think ) will be chosen as the next president ?
誰が次の大統領に選ばれると思いますか。
———-
解説1
❶ whomは動詞の目的語に関してを問う場合に使われる。
設問の場合、主語が問われているので「who」を使うべき。
→選択肢の2.4.は外れる。
❷ 質問者が答えて欲しいのは「具体的に誰が」です。
従ってWhoを先頭に出します。その結果 ❛ do you think ❜ は見た目には挿入語の感覚になります。
❝ think (考える) ❞ が使われていると
Who do you think・・? や
What do you think・・? のように
具体的に聞きたいと思っている疑問詞が先頭に移動しますので注意しましょう。
———-
解説2
では❶の選択はダメなのでしょうか
(✖❶ Do you think who ) will be chosen as the next president ?
これは自然な語順に感じる人がいらっしゃるかもしれませんが、
「Yes,Noの答えを相手に期待する」疑問文ですので、whoの位置に具体的名前が欲しいですね。このままではネイティブにはおかしく聞こえます。
———-
解説3
動詞をthinkから ❝ know (知っている) ❞に変えてみましょう。
上記文のas以降の内容をカットした例文が次のものです。
Do you know who will be chosen ?
「誰が選ばれるか知っていますか?」 であり
答え方は 「はい」「いいえ」 となります。
この後に具体的に「誰が」という話題になるかもしれませんね。
疑問詞を使わない間接疑問
if ( whether ) + S + V は名詞節ですが、「~かどうか」という意味で ほぼ同様に用いることができます。
意味的には同様ですが、語法的に気を付けることがあります。
語法 | whether | if |
文頭で主語になる間接疑問節を導くこと | 〇出来る | ✖出来ない |
問題を解いて理解しよう。
( ) he will pass the examination remains to be seen.
① If ②What ③ Whether ④ Which
答え はスグ下
( ③ Whether ) he will pass the examination | remains to be seen.
S’ V’ O’
こ こ ま で が 主 語 節 |
彼が試験に合格するかどうかはまだ分からない。
① ifは文頭のif節では主語になれない。
② ( )以下は完全文であり、関係代名詞whatは出る幕ではない。
④ Whichは②の理由に加え、先行詞が無いのでダメ。
remain to~「まだ~していない」否定語句を使わない否定表現 | 否定構文の一つ
remain to be seen 「(結果などは)未定である」
まとめ
高校の人は❛ think ❜に注意してください。
Do you know・・? ← Yes,Noで答えて欲しいときの聞き方。
Do you think who・・.
は具体的に聞きたいのに、この語順ではYes,Noの答えが欲しいときの形になる。
→ 一番問いかけたい ❛ who ❜ を文の先頭に持って来る。
Who do you think・・ ?
→ すると ❛ do you think ❜は挿入語的な感覚で聞こえることになる。