小学校

小学時代までの英語へのスタンス

❶聴く❷話す❸読む❹書く

❶聴く段階
人は生まれるとお母さんや家族に毎日話しかけられます。繰り返し感情を伴って、同じことを語り掛けられる中から単語やあいさつを識別できるようになってきます。

❷話す段階
成長する中で脳の発達とともに、今まで泣き声で異常を伝えていたのが、「お腹がすいた」とか「頭が痛い」とか具体的に自分から表現をすることができるようになります。欲求を満たしたいなら必然的に自らアクションし出します。

保育園や幼稚園に入る前までは、ほぼこれの繰り返しです。その後❸読む❹書くの要素が入ってきます。

❶聴く❷話す→これが主に英会話です。
❸読む❹書く→これが主に語学教育です。

英語ができないあるいは苦手なお子様が、日本ではなく英語圏で生まれ育っていたら今は間違えなく英語はペラペラでしょう。(そのかわり日本語は?)

そしてネイティブならば、正しい英語の使い方の教育のため主に❸読む❹書くの段階を学校で学びます。

日本語がペラペラの日本人の子でもでも国語(日本語)が苦手な子は多いです。
同様に英語がペラペラの英語圏の子どもでも国語としての英語が苦手な子が山のようにいます。
ここから言えることは、ネイティブとしてその土地で育てばとにかく会話はできるのです。頭がよいの悪いのという話ではありません。

日本の子たちが英語を習得するにしても時間がとにかく足りません。面倒なことに日本語と英語では発想が逆なことが多いです。
例えば住所表示。日本語は大きなところから小さなところへとフォーカスしていきます。日本、〇〇県、××市、△△町、・・。英語は逆です。

学校教育の英語では❸読む❹書くまでが目標ですし、❸読む❹書くの範疇は評価をしやすいです。ですので、❸読む❹書くに学習が偏り、結局どこまでいっても会話はできない、といった寂しい状態になるのも必然でしょう。

では小学時代の英語学習はどうしたらいいのか
(日常的に英語に触れる機会がない子を前提にしています。)

❸読む❹書くの段階は理論的な理解が必要になり、かつ奥が深いです。理論的といっても言語ですので、数学のように全てが規則正しいというわけではなく、各単語、語句には個性があります。これはやはり中学・高校の段階で深めていくべきでしょう。

小学時代まではネイティブと同じく❶聴く❷話すに重点を置くべきです。「❶聴く❷話す」は❸読む❹書くができるようになるための基礎となります。

結局どうすべきか

1.毎日英語音声をきく(楽しく)

2.毎日自ら英語で表現する(楽しく)

3.スペルはだいたいを意識しておけばよい
(余裕のある子であれば正確に覚えてもらう)

4.お母さまをはじめご家族でも子どもさんに英語で話しかけてあげてください。
 (家族のできないなりの努力)

・・・・・・

英会話教室に放り込むだけでは時間とお金が無駄になります。使わなければどんどん忘れていきます。

とにかく上記1.~4.を意識して毎日を過ごしましょう。

最後に「当然、母国語が一番ですね」

これは忘れないようにしましょう。

 

 

 

 

 

ABOUT ME
Benタロサ
サラリーマンを経て、小さな学習塾を開校。英語は日常触れる機会が少ない生徒にとっては、地道な努力が必要とされる教科だと思います。せっかく勉強してもすぐに忘れてしまうことになりかねません。少しでもお役にたてるように、わかりやすさを心掛けて記事を書いていきます。内容はアットランダムな順番になります。少しずつの積み重ねで、ゆくゆくは分厚いサイトになればと夢見ています。