高校

stealとrob

steal と rob の使い分けを理解する

[泥棒] steal [モノ] from [被害者]
 S   V   O         第3文型
[強盗] rob [被害者] of [モノ]
 S   V   O         第3文型

覚えるヒント

stealは泥棒に使われる → (こっそり)盗む → 被害者本人は無事なので、「何を盗られたか」にまず興味がいく。
steal – stale – stolen (不規則変化)
A「あれ、無い。盗まれた!」 B「何を盗られたの!?」=目的語

rob強奪する → モノよりも「被害者が誰か(どこの金融機関か)」にまず興味がいく。
rob – robbed – robbed(規則変化)
A「銀行強盗があったんだって!」 B「どこの銀行で!?」=目的語

robは動作の流れも時系列になっている
強盗が→ 銀行を襲い→ (分離of) 窓口金を強奪した。

基本文を見てみよう

基本文とその受身文

【基本文】❶❷

❶ The thief stole some jewels from her.
  泥棒は彼女から宝石を盗んだ。

❷ Three men robbed a passer-by of all his possessions.
  三人の男たちが通行人から所持品を全て奪った。

【基本文 → 受身文】❸❹
 受身文は基本文の目的語を主語(S)にしたときの表現です。

❸(❶の受身)
Some jewels were stolen from her by the thief.
  宝石は彼女から泥棒によって盗まれた。

❹(❷の受身)
A passer-by was robbed of all his possessions (by three men).
3人の男たちによって通行人は全ての所有物を奪われた。

被害者を主語にしてみよう

 ❶の文の被害者は❶文の目的語ではない(修飾語である)。 通常の受身文でダメなので次のように表現します。

Ben
Ben
重要!!

❺ She had some jewels stolen by the thief.
———————————
⦅have(has) + [目] + done;受身・被害⦆
「モノ(目)がdoされる状態を持つ」と解せばよい。
———————————
 She was stolen some jewels. とはいわない(日本語感覚ではやりがち)
彼女は「拉致された」かのニュアンスになる
———————————
使役動詞 have

❻ A passer-by was robbed of all his possessions (by three men).
上記受身文❹がそのまま答え

被害物を主語にしてみよう

➐Some jewels were stolen from her by the thief.
  宝石は彼女から泥棒によって盗まれた。

  *上記受身文❸がそのまま答え

<参考程度でよい>
All his possessions were robbed from a passer-by (by three men).
  *語法問題としては出ないので参考まで
  (モノの切り離しのofではなくfrom)

問題を解いてみよう

【1】文法的に正しいものはどれですか

① My friend was stolen of all his money.

② All the money was stolen of my friend.

③ My friend was robbed of all his money.

④ All the money was robbed of my friend. 

答えは「まとめ」の後へ

【2】適切なものを選びなさい

The poor old woman (  )again.

① get robbed her bag  ② had her bag stolen

③ let her bag to be robbed  ④ was stolen her bag

答えは「まとめ」の後へ

【3】適切なものを選びなさい

I was (  ) my wallet.

① stolen from  ② robbed of

③ stolen of    ④ robbed from

答えは「まとめ」の後へ

まとめ

いかがだったでしょうか。stealとrobはそれぞれ個性がありますね。
大学入試においては受動態文として問われることが多いです。stealとrobに限らず、受動態の問題に出くわした場合、「受動態にする前の文は何であったか」を一度考えてみましょう。そうすれば答えが見えてきます。
ところで、こっそり盗まれたり、強盗されたりの表現は、使う機会が無いに越したことはありません。いずれ古典表現になる日が来るといいですね。

問題の答え

【1】正解③
解説
受身文にする前の状態を考えること
① stealの目的語はモノがくるので①の主語はおかしい。
② of ではなく from が使ってあればOKだった。
③ 正解 (S:強盗) robbed my friend of all his money.の受動態
  私の友達は全てのお金をとられた。
④ rob は被害者が目的語にくるので、その受身文としてはおかしい。

【2】正解②
解説
かわいそうに、そのお年寄りの女性はまたカバンを盗まれた。
(S:泥棒) stole her bag from the poor old woman again. の受け身文と考える。
⦅have(has) + [目] + done;受身・被害⦆
「モノ(目)がdoされる状態を持つ」
例文❺を参照

【3】正解②
解説
私は財布を強奪された。

問題文の主語はI=人なので、目的語に人がくるのはrobでした。
つまり能動態の文は

強盗 robbed me of my wallet.

問題文は上記文の受動態だと考えればよい。

I was robbed of my wallet ( by 強盗 ).

 

ABOUT ME
Benタロサ
サラリーマンを引退後、小さな学習塾を開校。英語は日常触れる機会が少ない生徒にとっては、地道な努力が必要とされる教科だと思います。せっかく勉強してもすぐに忘れてしまうことになりかねません。少しでもお役にたてるように、わかりやすさを心掛けて記事を書いていきます。内容はアットランダムな順番になります。少しずつの積み重ねで、ゆくゆくは分厚いサイトになればと夢見ています。