高校

再帰代名詞 oneself

はじめに 

Ben
Ben
今回は再帰代名詞(~自身)について掘り下げていきます。

再帰代名詞とは動作主(主語)自身を表す代名詞で、一般に oneself と表現されます。

用法は次の2つです。

❶ 〔再帰用法〕
  動詞や前置詞の目的語となる
   (ただし、主語=目的語の場合のみ)

❷ 〔強調用法〕
  主語・目的語・補語を強調する
     (原則、強調する語の直後に置かれる)

普段何気に触れていると思いますが、この機会にしっかり学習しましょう。

再帰代名詞の形

  単数 複数
1人称 myself ourselves
2人称 yourself yourselves
3人称 himself
herself
itself
themselves

* 一般形 oneself

📚 複数形の作り方を見る 

上記表で

1人称・2人称は 所有格 + self
3人称は 目的格 + self

となっていることに注意。

再帰代名詞はネイティブが編み出したテクニック

 (高)   読み飛ばして大丈夫です

再帰代名詞は英語という言語が出来上がる過程で必要とされたテクニカルな存在です。

そのわけを

自己紹介

の文で説明したいと思います。

Ben
Ben
ちなみに、学術的には諸説あるようです。

「自己紹介させてください。」

もし myself という再帰代名詞がなかったら

*May I introduce me? (← 誤った文です)

と言うしかなさそうです。

☆彡

この文の文型をチェックしてみましょう。

May  I  introduce  me ?
助    S    (他)V       O

introduce は他動詞ですから目的語(O)を伴います。

つまり第3文型 SVO になっています。

ですが、第3文型 SVOS ≠ O でなければなりませんでしたね。

ところが、上記例文では

I = me ( S = O ) となり、文型のルールに反してしまいます。

矛盾が生じているのです !!

そこでネイティブは考えました。

「特殊な名詞 myself をこの場面で使うことにしよう」

そして

「この時は、意味的には S = O にはなるが、形は S ≠ O で第3文型 SVO は成立することにしよう」と。

こうして完成した形が

May I introduce myself?

です。 

どうしても文型のルールにこだわる向きへの説明として

introduce myself   「自己紹介する」
 (他) +[再帰代名詞]=<自>

2語のカタマリ自動詞の意味と考えてもいいよ(熟語)」と話を納めたのです。

トラ
トラ
「この動詞は述語動詞じゃないよ」を意味する記号としての to と生い立ちが何か似ているね。

*形式的な区別の必要性から編み出されたもの

 

Ben
Ben
補足です。

上記例文は「自分から自己紹介させてください」と許可を求めるものですが、

逆に他者からあなたに「自己紹介してもらえるかどうか聞く」という場面もありますね。

その場合に例えば

Will you introduce yourself?
 自己紹介してくれませんか。

といった表現になります。


さらに、より丁寧に相手の意思を聞き出すには

Would you ・・?

とwillの過去形のwouldを使います。

* wouldは助動詞の過去形ですが、時制は「現在」です。
英語は日本語のような敬語が少なく、過去形を使うことで距離感をとり「より丁寧」な感じを作り出しています

❶ 再帰用法 (目的語になる)

Ben
Ben
再帰動詞の目的語となる(省略できない)
再帰動詞の目的語となる(省略可)

一般他動詞の目的語となる

前置詞の目的語となる

では、それぞれ具体的に説明していきます。

Ben
Ben
(1)(2)の再帰動詞は高度な(高校の)内容になりますので、いずれの機会に投稿したいと思います。

今は(3)(4)を見てみましょう。

⑶ 一般動詞の目的語になるケース

再帰動詞ではないが、
自動詞用法がなく、自動詞の意味を表すのに〔 (他)+oneself 〕とする他動詞

中1

enjoy oneself 楽しい時を過ごす


一般動詞enjoy の場合、⦅命令形⦆でしか(自)の用法が無い。

📚 参照 

→ したがって、決まった自動詞の使い方以外で<自動詞>が欲しい時、

ここでは「楽しい時を過ごす」という自動詞表現をしたいと思った時に

一般動詞enjoy の目的語に「再帰代名詞 oneself」を迎え、

<自> enjoy oneself が登場するに至りました。

(高)

present oneself  
(他) + oneself

<自>現れる、(機会などが)訪れる

*present に (自)の用法はありません。


 

In a few years, a new opportunity presented itself, and she took advantage of it.  (筑波大)

 数年後、新しい機会が訪れ、彼女はそれを利用した。

—–

* 主語が opportunity なので → itself を使う

take advantage of ~  ~を利用する 



多義語の present

    発音  意味
他動詞   prizént 贈呈する
提示する
もたらす
姿を現す/ ・・
自動詞   -
形容詞 *限定用法 préznt 現在の
*叙述用法 出席している
名詞   贈り物
プレゼント
*限定用法と*叙述用法について

📚 詳しくはこちらを参照してください。 

 

 

前置詞の目的語になるケース

中1  【 別れ際(ぎわ)のあいさつ 】

Take care of yourself.

   体に気を付けてください。

📚 関連投稿を見る 

(高)

Believe in yourself more. 
 もっと自信を持ちなさい。 
 ↑
 (自分自身を信じなさい)


believe in 人  人を信用(信頼)する / ~の存在を信じる 

cf. believe 人  人(の言葉) を信じる

❷ 強調用法

Ben
Ben
強調用法〕
  主語・目的語・補語を強調する
     ・原則、強調する語の直後に置かれる
   ・ただし、誤解が生じるおそれが無い場合には、位置は比較的自由

主語を強調

目的語を強調

補語(C)を強調

(高)

抽象名詞 + itself
      ↑_ 強 調 _|

= very + 形容詞   


He  was  generosity itself.
    S   V    C
   彼は寛大そのものでした。

(×) generosity himself

generosity抽象名詞=3人称・単数 
故に→ itself 

= He was very generous.
   彼はとても寛大でした。

まとめテスト

(高) 英訳 

① 自己紹介させてください。
➁ 自己紹介してもらえませんか。
③ 自己紹介していただけませんか。

May I introduce myself?

Will you introduce yourself?

Would you introduce yourself?

(高) 
In ( )( ) years, ( ) new ( ) (p..)( ), and she ( )( )( ) it.
数年後、新しい機会が訪れ、彼女はそれを利用した。

In ( a )( few ) years, ( a ) new ( opportunity ) ( presented )( itself ), and she ( took )( advantage )( of ) it.

(高) 英訳
もっと自信を持ちなさい。

Believe in yourself more.


believe in 人  人を信用(信頼)する / ~の存在を信じる 

(高)
Her (w..)( )( ) is (抽象名詞) (再帰代名詞).
彼女の考え方はシンプルそのものです。

さらに → (形容詞)simple を使って書き換えよ。

Her ( way )( of )( thinking ) is ( simplicity ) ( itself ).

* 補語を強調しています。

= Her way of thinking is very simple.


* (her) way of thinking (彼女の)考え方
* アクセント注意 simplicity シンプル、平易、単純、簡素

ABOUT ME
Benタロサ
サラリーマンを経て、小さな学習塾を開校。英語は日常触れる機会が少ない生徒にとっては、地道な努力が必要とされる教科だと思います。せっかく勉強してもすぐに忘れてしまうことになりかねません。少しでもお役にたてるように、わかりやすさを心掛けて記事を書いていきます。内容はアットランダムな順番になります。少しずつの積み重ねで、ゆくゆくは分厚いサイトになればと夢見ています。